【連載ブログ】エフェクトデザイナーのお仕事【第17回】
2011年12月22日 | ゲーム・アニメ3DCG学科
この連載は東京校、大阪校の担任講師が交互に筆を取り、
「ゲームグラフィックデザイナー」の職種や仕事内容についてを細かに解説していくコーナーです。
いよいよ今週末の「クリスマス」と来週の「大晦日」の2大行事を
残すのみとなりました年の瀬ですが、いかがお過ごしですか?
大阪校のOばたです!
いよいよ2011年度もあと1週間となりました。
東京校同様に大阪校のゲームグラフィックデザイナー学科の
1年生は、冬期共同制作にておおわらわな年末になっています。
さて、前回のたきもと先生の「モーションデザイナーのお仕事」
いかがでしたでしょうか?(前回までの連載ブログ)
ゲームグラフィックデザイナーのお仕事特集第2段は
「エフェクトデザイナーのお仕事」
について、お話したいと思います。
まず「エフェクト/effect」を辞書でしらべると
「効果・効力/舞台や放送などで用いる擬音効果。」と言う意味で、
エフェクトデザイナーの仕事の場合は「効果・効力」を作成する
デザイナーという仕事です。
では「効果・効力」とはどういうモノをデザインし作成するのでしょう?
ゲームでは様々なジャンルのゲームが存在します。
SFやファンタジーという世界観もそうですが、パズルやアクション、
RPGと言ったジャンルも様々です。
この異なったゲームの世界観やゲームジャンルにおいて共通する
項目があります。
それはプレイヤーが何かを操作する事で、画面が派手になる事!
例えば、ファンタジー系RPGでプレイヤーが「魔法」を選択します。
すると、ゲーム画面では「魔方陣」が表示され「巨大な火の玉」が
頭上から豪快に降ってきて、敵モンスターに当たると同時に
「大爆発」!!
と言った具合にプレイヤーが攻撃や何かを選択した時に、
画面を派手に演出していく事が「エフェクトデザイナー」の
お仕事なのです。
上記のRPGでエフェクトデザイナーが作成するモノは、
「魔法」のエフェクトで、「魔方陣」「巨大な火の玉」「大爆発」と言った
エフェクトを作成します!
その他にも剣で攻撃した場合は「剣を振り下ろした効果」や
銃で攻撃した場合は、「マズルファイア」と言う、
銃を撃った時に出る火花とか、銃口からの「煙」等も作成します。
変わったエフェクトだと、格闘ゲームなどで相手に攻撃が
当たった時に出る「HITマーク」、落ちモノパズルゲームなどで
ブロックが消える「消滅マーク」等も主に「エフェクトデザイナー」の
お仕事になります。
ゲーム的に派手な「エフェクト演出」と言うのは、
今や定番となってしまってこれが当たり前という風潮はありますが、
この「エフェクトデザイナー」というお仕事は3Dゲームが
主流となってから出来た、意外と新しいデザイン職種でもあります。
ちなみに2Dゲーム全盛の頃は、専門の職種は無く、
キャラクターや背景を作成していたデザイナーが一緒に
エフェクトも作成をしてたりしていました。
この「エフェクトデザイナー」は、ゲーム会社のその他
デザイナー求人の中でも需要が高く、多くのゲーム会社で
求められる人材でもあります。
以上、「エフェクトデザイナーのお仕事」をお送りいたしましたが、
いかがでしたでしょうか?
エフェクトデザイナー興味を持たれて、エフェクトデザイナーに
なる為にはどの様な勉強をしたら良いのか?や、
どうすればなれるのか等、聞きたいや知りたい方は、
ぜひ体験説明会にご参加いただき、質問してくださいね。
【東京校】1/14フォトショップで描こう!「イラスト着色テクニック ‐入門編‐」
【大阪校】1/15新春企画!プレイしながら学べる!「学院オリジナルゲーム大会」
学院は12/23~1/9まで冬期休暇に入りますので、この連載ブログも
今年度につきましては、これが最後の更新になります。
読んでいただいた方、1年間ありがとうございました。
2012年度の最初の連載ブログは、東京校たきもと先生による
「家庭用ゲームとグラフィックデザイナー」
というテーマでお送りいたします。
以上、Oばたがお送りいたしました。
では皆さん良いお年を!!