【連載ブログ】 キャラクターデザインと3DCGデザイナー 【第15回】
2011年11月29日 | ゲーム・アニメ3DCG学科
この連載は東京校、大阪校の担任講師が交互に筆を取り、「ゲームグラフィックデザイナー」の職種や仕事内容についてを細かに解説していくコーナーです。
2年生の就職活動組みは、年内中に内定を勝ち取ろうと
あわただしくゲーム企業に作品を提出し、
1年生もそろそろ来年の事を見据えて企業セミナーなどの
就職活動イベントに参加し始めました。
もう11月も下旬。今週木曜日から12月に突入です!
今年もあと1ヶ月とちょっとで終わりとなりましたが、
いかがお過ごしですか?大阪校のOばたです!
前回のたきもと先生による連載ブログ「2Dデザイナーと3Dデザイナー」いかがでしたでしょうか?(過去の連載ブログはこちら)
さて、今回のテーマは「キャラクターデザインと3DCGデザイナー」
と言うことで、語って行きたいと思います。
まず、「ゲーム業界では3D中心となって、2Dの絵を描く事が
出来ない」のではと、思っている人多いと思います。
たしかに、昨今ゲームは2Dから3DCGが主流となって来ており、
その様に感じてしまうのも仕方がないかなと思います。
しかし、ゲームを制作するにあたり重要なのは「絵が描けること」で
あり、「デザイン」出来る事です。
よく「3DCGデザイナー」は、「3D」でモデルだけを作成していると
思われがちですが、「3D」でモデルを作成するにしても、
作成するキャラクターや背景のデザインが必要なのです。
イメージとしてはいきなり3DCGツールにてキャラクターモデルや
背景モデルを作成しているイメージが在るかと思いますが、
ゲームは企画ありきで進めていく集団作業なので、
モデル作成を始める前にしっかりとゲームの世界観や
企画のイメージ、キャラクターの性格などのコンセプトを考え、
デザインアイディアを何十枚と描いていくのがデザイナーの最初の
作業でその中から決定したデザインでモデルの作成となるわけです。
ゲーム会社によってそれぞれの役割も変わってきますが、
3DCGデザイナーがそのままキャラクターや
背景デザインなどをするケースもあるので、
絵が描けるスキルはデザイナーにとってすごく有利になります。
就職活動においても、企業に提出する作品集に
3DCGデザイナーになるからと言って、
CGばかりの作品よりもキャラクターの設定画やスケッチ、
デッサンなどのアナログ作品なども加えていると効果的です!
ゲーム会社は自由に3DCGのモデルが作成出来る人ではなく、
デザインされたキャラクターなり背景なりを魅力的に3DCGの
モデルで作成出来る人を求めています!
つまりは、ゲーム業界は「絵が描けない」と言う業界ではなく
「絵を描く事が必要」な業界なのです!
と言う訳で、3DCGデザイナーになったからと言って、
絵を描く必要がないや絵が描けないという事はありませんので、
絵を描く職業に就きたいと思ってる人は安心してゲーム業界に
飛び込んで来ていただけたらと思います!
体験説明会では、絵を描くスキルをアップできる体験授業などを
行っていますので、「絵を描いた事が無い」という方でもぜひ1度
ご参加してみてくださいね!
今年度の体験説明会はあと1回となりますので、
ぜひ1度遊びに来てくださいね!
東京校/12月10日(土)フォトショップで描こう!「イラスト着色テクニック ‐入門編‐」
大阪校/12月11日(日)ゲーム会社に内定できる理由は?「先輩が語る、ゲームクリエイターへの道」
次回は東京校たきもと先生による「モーションデザイナーのお仕事」をお送りいたします!
以上Oばたがお伝えいたしました!