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【連載ブログ】 2Dデザイナーと3Dデザイナー 【第14回】

2011年11月14日 | ゲーム・アニメ3DCG学科

この連載は東京校、大阪校の担任講師が交互に筆を取り、「ゲームグラフィックデザイナー」の職種や仕事内容についてを細かに解説していくコーナーです。

どもッ!
たきもとでっす。

【東京校】【大阪校】と学院祭も無事に終了して、ホッと一息つく間もなく、1年生は冬期共同制作の準備に取り掛かりました。
東京校では、現在はゲーム企画ディレクター学科の学生が中心となって企画書を考えているところです。
11月14日(月)には企画書提出となり、12月に入ったらすぐにチームを結成して本格的な制作に入っていきます。
今年はどんな企画が登場して来るのか今から楽しみですね。

さて、AMGのゲーム系学科の1年生には夏と冬にゲームを開発するカリキュラムがあるのですが、夏に開発するゲームと冬に開発するゲームには、大きな違いがあります。
それは、夏は”2Dゲーム”の開発を、冬は主に”3Dゲーム”の開発をするということです。
ゲームを開発するという1点では同じことをするのですが、「プログラマー」「プランナー(企画)」「グラフィッカー」には大きな変更点として捕らえなくてはいけないのです。

そこで今回は、「2Dデザイナーと3Dデザイナー」と題して連載ブログをお届けします。
ちなみに、今までの連載ブログはコチラからご覧になれるので、是非ご覧下さいね。

「2Dデザイナー」と「3Dデザイナー」と書きましたが、具体的にはどのようなことを仕事としているのかをご紹介しますね。
※「2D」「3D」の語句の説明や、職種の説明に関しては、過去の連載ブログを参照してください。

「2Dデザイナー」
主に2DCG制作を行っており、キャラクターデザインや、背景、インターフェイス、イベント絵やエフェクトなど、2DCGに関わることならば何でも扱わなくてはならない職種です。


2DCGイラストの例

2DCGイラストの例


2DCGゲーム画面の例

2DCGゲーム画面の例

「3Dデザイナー」
主に3DCG制作を行っており、キャラクターモデリングや背景モデリング、キャラクターアニメーションからイベントシーン制作に至るまで、3DCGに関わることを広く行わなくてはならない職種です。


3DCGキャラクターの例 その1

3DCGキャラクターの例 その1


3DCGキャラクターの例 その2

3DCGキャラクターの例 その2


3DCGゲーム画面の例

3DCGゲーム画面の例

このように書くと、「2Dデザイナー」は2Dに関わることだけを知って(勉強して)いれば良いように感じますし、「3Dデザイナー」は3Dに関することだけを知って(勉強して)いれば良いように感じますね。
しかし、それは間違いなのです。

ゲーム開発の現場では、1人で全ての作業を行うことはありません。
色々な部署の人たちと連携を取りながら、チームで開発を行うのです。
過去の連載ブログでも触れていますが、グラフィッカーの職種には色々なものがありましたね。
その職種の人たち全てが力を合わせてゲーム開発を行うことによって完成するのです。

では、前にご紹介したグラフィッカーの職種の中の1つが出来ればそれで良いということになるのでしょうか?

それも答えはNOですね。
例えば、2Dデザイナーの仕事の1つである、キャラクターデザインの仕事をしている人が居るとします。
その人が、デザインしたキャラクターは、細かい部分まで詳細にデザインがされていて、とても素晴らしいものをデザインしました。
そして、そのデザインを元に3Dデザイナーでキャラクターモデリングの仕事をしている人が3Dキャラクターを制作する時、余りに細かいデザインだった為、ゲーム上では表現出来ないようなキャラクターになってしまうとしたらどうでしょうか?

2Dデザイナーは自分の描きたいキャラクターを描けましたが、3Dデザイナーがモデリングをしてしまうと、ゲームとして成立しないキャラクターを作らなくてはいけなくなります。
そうなってしまうと、ゲームが完成しなくなるので、キャラクターデザインを再考しなくてはいけなくなる訳ですね。
つまりは、キャラクターデザインの人は2回デザインをしなくてはいけないため、時間の大幅なロスに繋がります。
そんなことを続けていては、完成するゲームも完成しなくなってしまいますね。


2Dイラストキャラクター

【デザイン画】2Dイラストキャラクター


3DCGキャラクター

【モデリング】3DCGキャラクター

このような事態を防ぐ為には、2Dデザイナーの人が、自分のデザインしたキャラクターが3DCGになった時に、どのような結果をもたらすことになるのかを知る必要があります。
つまりは、2Dデザイナーであっても、3Dデザイナーの仕事内容を知っておかなくてはならないという事になります。

凄く単純で判りやすい例を挙げましたが、ゲーム開発においては、全ての道がどこかで繋がるので、全ての手順、工程をある程度は理解しておかなくてはならないということが判っていただけたでしょうか?

私はよく、
「ゲームのキャラクターデザイナーになりたいのですが、イラストの勉強だけをしておけば大丈夫なのでしょうか?」
という質問をされるのですが、答えはNOだと言うことが判ってもらえるでしょうか?

ですが、誤解の無いように付け加えさせていただきますが、イラストのみでゲーム会社に就職する人ももちろん居ます。
しかし、それはゲーム開発の知識が無いことを差し引いても余りある才能がイラストから溢れている人が就職出来るのです。
ゲームにおいて、大半のキャラクターデザイナーの方は、最初はゲーム会社のグラフィッカーから始めて、長い時間を掛けて認められてキャラクターデザイナーへと進んでいくのです。
「千里の道も一歩から」という言葉にもあるように、「ゲームのキャラクターデザイナーの道はゲームのグラフィッカーから」と言っても過言では無いと思いますよ。

長々と書いてしまいましたが、つまり私が言いたいことは、「2Dデザイナー」も「3Dデザイナー」も、ゲーム会社に就職して頑張っていきたいと考えているのであれば、「2DCG」と「3DCG」の両方を理解しておく必要があります。ということが言いたいのです。

取りとめの無いことを書いてしまいましたが、少しは「2Dデザイナー」と「3Dデザイナー」の違いを理解していただけたでしょうか?
将来的にゲーム会社で働こうと考えている方々は是非参考にしてみてくださいね。
もし、この文章を読んで気になった点や、疑問点などがあったら、体験説明会に参加をして遠慮なく直接聞いてくださいね。

【東京校】超かんたん ~オリジナルキャラクターの描き方レッスン~

【大阪校】うまく描ける“裏技”教えちゃう!「初めての2DキャラCGイラスト」

次回は、大阪校Oばた先生による「キャラクターデザインと3Dデザイナー」をお届けします。
お楽しみに!

以上、たきもとでした。

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