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【連載ブログ】ゲーム業界と3DCG【第6回】

2011年7月8日 | ゲーム・アニメ3DCG学科

この連載は東京校、大阪校の担任講師が交互に筆を取り、「ゲームグラフィックデザイナー」の職種や仕事内容についてを細かに解説していくコーナーです。

どもッ!
たきもとでっす。

さて、今回で連載ブログも6回目を迎えますが、そろそろ定着してきたかな?
一人でもこのブログを楽しみにしている人が居ると嬉しいです。 ⇒過去の連載はコチラから

6回目の今回は「ゲーム業界と3DCG」と題してお送りしますッ!
今回は、ゲーム業界と3DCGと言うことで、結構漠然としたお題なので、ちょっと歴史とか、感想とかが多くなってしまいますが、お付き合いいただけると幸いです。

そもそも、ゲームに3DCGが主に使われるようになってきたのは、いつからでしょう?
良い機会だったので、私も少し調べてみました。

世界で一番最初に3Dを利用したゲームは、アメリカのアタリ社が1983年に制作した、「I, Robot(アイ・ロボット)」と言うゲームのようです。
それ以前にも、擬似3Dを利用したゲームはあったようですが、本格的な3DCGを利用して制作されたゲームの最初はこのゲームのようですね。

3DCGを利用して制作されたゲームの先駆けとして、一般的に有名なのはプレイステーションの登場からでは無いでしょうか?
プレイステーションが発売されたのは、1994年12月でした。ほぼ同時期に、セガサターンと言うゲーム機も発売されました。
当時は2DCGのゲームがまだまだ主流だった為、セガサターンが人気でしたが、プレイステーションにドラゴンクエストとファイナルファンタジーの新作が発売されるという発表がされたのをきっかけに、人気が逆転しました。
このくらいの時期から、3DCGのゲームが主流になってきたように思えます。

今では、3DCGのゲームが市場に溢れていて、2DCGのゲームの方が主流だった・・・なんて時代を知らない方もこのブログを読んでいる方は多いのじゃないかな?

時代は変わって、ゲーム業界のトレンドも変わり、2DCGから3DCGへと進化していってはいるのですが、デザイナーに求められているスキルは、大きくは変わっていないのです。
このブログでも何度か話が出ていますが、デッサンのスキルは、今も昔も必須技術なのですね。
むしろ、3DCGが全盛となってきている今の時代、立体物をどの程度正確に理解しているかが重要になるので、デッサンの重要度は増してきていると言っても過言では無いかもしれませんね。

もう1つ、3DCGが主流になってきた背景としては、2DCGでアニメーションさせることが、だんだん非効率では無いかと考えられてきたことも背景にあるのかもしれないですね。

どのように非効率かと言いますと、2Dキャラクターを比較的スムーズに回転させようと思ったら、少なくても5枚の絵が必要となります。
正面・右斜め前・右横・右斜め後ろ・背面の5枚、反対側の左斜め前・左横・左斜め後ろは、プログラムで右向きのデータを反転してもらい作成します。
これなら5枚の絵で回転出来ますね。

更に言ってしまうと、剣を持たせて振り下ろすアクションや、ジャンプのアクションなどを作成するとなると、1つのキャラクターに対して何枚描けば良いのでしょうか?しかもそれが方向によって描き分けなければならないとなると・・・、想像したくないですね。

剣振り下ろし

剣を振り下ろすドットアニメーション


鳥アニメ

鳥のアニメーション

しかし、3DCGでキャラクターを作成してしまえば、全方向に対して1つのアクションを制作すればOKなのです。
1つの方向で、1つのアクションを作成し、あとはキャラクターの向きを変えればそれぞれのアクションが可能になります。


3DCGの回転アニメーション

このような理由も、3DCGが主導権を握るようになった理由なのかもしれないですね。

AMGのゲーム系学科には、2DCGのゲームと3DCGのゲームと両方を制作する機会を設けています。
両方を制作することにより、どの点が大変で、どの点が制作し易いのかということを、ちゃんと知ることがプロへの道を開くのです。

と言うことで、在校生が制作したゲームに興味がある人や、絵の勉強がしたい人は、是非AMGに遊びに来てくださいッ!

☆体験説明会☆ 
東京校 体験説明会予約は こちらから
大阪校 体験説明会予約は こちらから

以上、たきもとでした。

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