【連載ブログ】 ゲーム業界のグラフィックデザイナーの役割について 【第3回目】
2011年5月11日 | ゲーム・アニメ3DCG学科
この連載は東京校、大阪校の担任講師が交互に筆を取り、「ゲームグラフィックデザイナー」の職種や仕事内容についてを細かに解説していくコーナーです。
GW中は良いお天気に恵まれてましたが、終わると同時に6月の様な
どんよりとした天候が続いていますが、いかがお過ごしですか?
大阪校ゲームグラフィックデザイナー学科担任のOばたです。
さて、東京校・大阪校の担任が交互に「ゲームグラフィックデザイナー」について
細かに解説していく、連載ブログも第3回目に突入しました!
過去連載ブログ 第1回目 第2回目
前回の東京校たきもと先生に続きまして、大阪校のOばたが今回は担当します!
今回のテーマは「ゲーム業界のグラフィックデザイナーの役割」についてです。
ゲーム業界でのグラフィックデザイナーの役割としては、会社によりますが、
一般のゲームを制作する場合、最低5職種のグラフィックデザイナーが
それぞれの役割で仕事をしていきます。
「キャラクターモデラー」
3DCGソフトでキャラクターを作成するグラフィックデザイナーです。
ゲーム会社就職の際に希望職種として1番人気のある職種です。
会社によっては、3Dキャラクターモデラーの人がキャラクターデザインを手がけ、
その設定画を基にキャラクターモデルを作成します。
「背景モデラー」
3DCGソフトで背景を作成するグラフィックデザイナーです。
背景が無いとゲームはおろか、ストーリーの面白さも半減してしまいます。
それ位、ゲームには欠かせない大切な役割のグラフィックデザイナーです。
キャラクター同様に会社によっては、背景や世界観設定などのデザインもします。
私、Oばたも以前ゲーム会社で、背景グラフィックデザイナーをしていました。
学生作品
「モーションデザイナー」
キャラモデラーが作成したキャラクターに演技を付けるグラフィックデザイナーです。
キャラクターを魅力的に見せるのは、デザイン面だけの格好良さだけではなく、
キャラ毎のポージングが個性となり魅力に繋がります。
例えば、歩きや走りと言った基本動作も十人十色の走りや歩き方で個性が出ます。
その個性を作るのがこのモーションデザイナーの仕事になります。
学生作品
「エフェクトデザイナー」
このデザイナーは、ゲーム内のあらゆる効果を作成するグラフィックデザイナーです。
効果とは、シューティングゲームの爆発やRPGでの攻撃魔法、格闘ゲームなどの
必殺技等々、ゲームを盛り上げるのに必要なエフェクト(効果)を作成していきます。
「ユーザーインターフェイスデザイナー」略して(U.I)
この仕事は、ゲームの根幹となるモノをデザインしていく仕事です。
それは、ゲームでよくある敵やプレイヤーの体力ゲージやRPGでのメニュー画面等、
ゲームシステム上、必要な情報を初めてプレイするユーザーにも解りやすく表現
するグラフィックデザイナーです。
学生作品
以上5つの役割のグラフィックデザイナーがゲーム業界における役割になります。
この他にも、オリジナルゲームの制作を行った場合は、販促用のポスターや
パッケージイラストの作成などもグラフィックデザイナーが担当する事があります。
ちなみに2Dゲームの場合は、3DCG制作部分が総て2Dに変わる事と
モーションデザイナーの役割をキャラクター担当のグラフィックデザイナーが作成する
以外は大差はありません。
ゲーム作品において眼に見える総てのヴィジュアルについて携わっていくのが、
ゲームグラフィックデザイナーの役割になります。
そんなゲームグラフィックデザイナーに興味のある人だけでなく、絵の勉強したいや
絵の仕事に興味のある人も、ぜひ、AMGに遊びに来てくださいね。
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次回は、東京校たきもと先生による「ゲームグラフィックデザイナーの必要技術」を
お届けします。以上、Oばたでした。