漫画家になるために必要な勉強について

030261漫画家になるためには絵やストーリー作りの勉強をしなくてはいけません。いろいろな勉強法を知って実践すれば漫画で表現できる幅も広がります。
そして漫画の技術が上がればもちろんデビューへも一歩近づく!
さっそく漫画を上達させる練習法をチェックしてみましょう。

漫画家になるなら勉強しておきたいこと

図形をバランスよく描く

◯や□などの図形を線引きなどを使わずフリーハンドで描いてみましょう。図形をバランスよくフリーハンドで描けるようになったら、今度は目の前にある植物や建物などにステップアップ。
頭の中でバランスを考えながら絵が描けるようになるとキャラクターの絵も自然と上達します。

映画のシーンを絵に起こしてみる

一本の映画をワンシーンずつ停止して絵に起こしてみましょう。
そうすると「なぜこのシーンが必要だったのか?」「見ている人に衝撃を与える演出の仕方」というのが理解できるようになってきます。
映画は実際の人間がキャラを演じているのでよりリアリティを感じながら物語作りの勉強ができるでしょう。

感情を論理的に考える癖をつける

漫画を描くときに大切なことは「読者が登場人物の気持ちを理解できるように描く」こと。これができていないと読者が置いてけぼりになってしまい、何が伝えたいのか分からない漫画になってしまいます。
漫画にしっかりと感情を描くために普段から「なぜあの人はこういう感情になったのか?」「こういう行動をとったのか」と観察・考察をする癖をつけましょう。

プロットから完成まで時間を計る

自分は物語を作るのに時間がかかるのか・下描きに時間がかかるのか・仕上げに時間がかかるのかを知るために漫画を描いている時間を計りましょう。
時間がかかっている部分は技術が未熟な場合が多く、その部分を重点的に繰り替えすことで漫画の上達へ繋がります。

作品のウリをひとつ決める

モチーフをひとつ決めて漫画を描くとストーリーも作りやすく読者も読みやすい物語が出来上がります。
例えば「弱虫の女の子が自分と向き合う物語」とモチーフを決めたのなら、「どうすれば弱虫の女の子が成長できるだろう」と考えて敵を用意したりピンチを作ったりと話が膨らんでいきます。
恋愛モノが描きたいと思ってもすぐに描きだすのではなく、自分の中のモチーフを決定すると漫画がより面白く仕上がります。

基本的な画法について

一点透視法

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一点透視法は長い廊下などを描いたとき、奥に行くほど線が一点に集まっていく遠近法のこと。最終的に線が集まる点を消失点と呼びます。
消失点がひとつだけ作る画法なので一点透視法と呼ばれます。
一点透視法は消失点に向かって周りの風景が徐々に小さくなるよう描くため、ゴールがとても遠くにあると感じさせる効果があります。
一定に続く道の長さや高層ビルの高さなどを伝えるときなどに活用されることが多いです。

一点透視法を描くときの手順

  1. まずは描き手の目線の高さを設定して、ラインを引きます。高い建物を見上げている姿勢ならラインを紙の上部分に引かれ、前を向いているならラインを紙の真ん中に引くことになります。
  2. 視線を集めたい場所に消失点を打ちます。
  3. より分かりやすく描くために消失点を中心に×印を描き、小さな四角で囲いましょう。
  4. 消失点を囲んだ四角を目線の突き当りにある壁などに見立てて、その他の物体を消失点に集めながら描けば一点透視法が出来上がります。

二点透視法

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二点透視法は四角い箱の角を自分方向に向けて、横の辺が二つ見えるようにする書き方です。横の辺二本によって箱の大きさを表現することができます。
左右に消失点があり横幅があることを表現する効果があるため、紙の上で建物や部屋などがどれくらいの大きさがあるのかを伝えることができます。
幅のある建築物や住宅街などを描くときに使われることが多い画法です。

二点透視法を描くときの手順

  1. 一点透視法と同じように描き手の目線を設定してラインを引きます。
  2. 二点透視法なので目線を集めたい二か所に消失点を打ちましょう。
  3. 二か所に打った消失点から上下に線を引き、二つの消失点から伸ばした線を交わらせます。
  4. これで二つの点で図形が消える二点透視法の完成です。

三点透視法

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三点透視法は高層マンションを高い位置から見たときなど、縦の奥行きを表現したいときなどによく使用されます。真ん中の消失点は高さを表す長さ、その両脇から出ている消失は幅を表す長さになります。
消失点がふたつの二点透視法に、上下どちらかにもう一点消失点を加えた画法が三点透視法です。
消失点を左右に加えて高さ方向にも設定し、描き手の目線を下げたり上げたりすることで上から見下ろす俯瞰・下から見上げるアオリを表現できる効果があります。
高さの消失点を下に設定すると俯瞰になり、上に設定するとアオリになります。
高さを表現できる点は一点透視法と重なりますが、三点透視法は建物などの幅も表現できることが特徴です。
高層ビルなどの大きさ・高さなどを表現する場面で使われることが多いです。

三点透視法を描くときの手順

  1. 二点透視法で横の奥行きを出した図形を描きます。
  2. 1で描いた図形の上か下に消失点を打ちます。
  3. 決めた消失点から三角錐になるよう線を二本引きます。幅の太い建物を描きたければ紙の端まで線を引き、細長い建物が描きたければ中心のラインに寄せて線を描きます。
  4. これで三点透視法の基本の図形は完成です。

漫画家になるための効率的な勉強方法

とにかく一本描きあげる

物語のたたき台を作るところからペン入れなどの仕上げをして完成するまで、様々な工程があります。
その工程を一度すべてこなしてみると自分の未熟な部分がよくわかり、「次はもっとこうやって作ろう」というアイディアが湧いてきます。
工夫を重ねることで技術が向上して漫画家デビューする近道になります。
それと同時に投稿作が出来上がるので一石二鳥ですね。

漫画専門学校に通う

漫画家の中にも専門学校に通った人・独学の人両方がいますが、どちらを選ぶかは個人の自由です。
しかし「自分の作品に自信が持てない」「漫画の技術を早く身に付けたい」と思っている人は通うべきでしょう。
漫画を描くための技術をプロたちが指導して、数年間みっちり漫画を描くのでうまくならないわけがありません。
独学で空いている時間にコツコツ勉強していくか、専門学校に通い一気に勉強するかの違いです。
カリキュラムを凝縮して一気に学べる専門学校のほうが効率的と言えるかもしれません。

学校の勉強はどれぐらい役立つのか?

小学校・中学校・高校などで習う勉強は一見、漫画と関係無いように思えますが人並みに勉強しておくと役立つことが多いのです。
例えば国語を勉強しておけば文豪たちの心に残るセリフを知ったり漢字の正しい使い方を知ったりできます。
社会では歴史を学んだら歴史上の人物をイメージした漫画を描くときにスムーズでしょうし、法律など社会の仕組みを理解しておけば深い話を描けるかもしれません。
漫画のネタに困ったとき、「そういえば昔学校でちょっと面白い話があったな」と思い起こして話を膨らませることができます。
漫画は「人」を描くことが多いので、人が見つけてきた知識などを学ぶ学校の勉強も味方によっては作品作りを大いに助けてくれます。

まとめ

漫画を上達させるためにはとにかく描くことに加えて、遠近法などで読者をワクワクさせる工夫を考えることが必要です。
また面白い漫画のモチーフは日常生活の様々な場所に転がっているので、しっかり観察してみましょう。
漫画家になるのに心得るべきことはこちらへ

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