12月11日、アミューズメントメディア総合学院マンガ学科にて、「AFRO SAMURAI」の原作者・岡崎能士先生による特別講義が行われました。
前半は、日本でマンガを描くようになった経緯から、マンガを描く際に使用する筆の使い方まで、マンガ家を目指す生徒さんたちが、興味津津の密度の濃いお話をして頂きました。
後半は「AFRO SAMURAI」の生原稿や、刷りたてで製本される前の段階のものを前にして、学生たちは興奮を隠しきれない様子でした。また、講義終了後も学生たちが岡崎先生を囲んで質問を投げかけ、大変盛り上がりました!
| 野口: |
どのような経緯でマンガを描くようになったのですか。 |
| 岡崎: |
大学では彫刻などを学んでいて現代芸術家になる!と思っていたのですが、卒業すると、これはお金も場所もすごくかかるということで、作るのにお金も場所もさほど取らないマンガを描くようになったんです。 |
と、このあたりから、先生がお持ちになった「AFRO SAMURAI」の原稿を見せてくださることに!生原稿は、学生たちにとって一番勉強になります。
お話を聞きながらも、じっと食い入るように原稿を見つめる学生。
| 野口: |
「AFRO SAMURAI」は全て筆で描いていらっしゃるそうですね。 |
| 岡崎: |
そうなんです。「バガボンド」が筆で描かれているらしいと知って、同じ人間なんだから、俺にもできる!と思って筆を使い始めました。細い線を描くのがとても難しくて井上先生はどう描いているんだろうと思っていたのですが、その後、ペンも使っているらしいと聞いて、勝手に裏切られた気分になってしまいました(笑)。
しかし、おかげで細い線も割と描けるようになりました。 |
学生たちが岡崎先生のところへ集まり、原稿について直接質問させていただきました。詳しく解説してくださって、学生たちは興味津々!どんなことでも学び取ろうと一生懸命です。
筆で線画を描いた後、パソコンでトーン処理を行なうという岡崎先生。
レイヤーの使い方など、細かいところまで教えてくださいました。
| 野口: |
他に参考にしたマンガはありますか。 |
| 岡崎: |
「NARUTO-ナルトー」ですね。アクションに入る直前の動きがとてもセンスがよくて、こちらでもよく参考にさせてもらいました。また「子連れ狼」が自分にとってバイブル的存在で大好きなんですが、アクションも背景の木や河もこれで勉強しました。うちの「子連れ狼」にはいっぱい付箋が貼ってあります(笑)。 |
| 野口: |
「AFRO SAMURAI」を描くにあたって工夫したことはありますか。 |
| 岡崎: |
筆で描くので、原稿サイズが小さいと描きこめないので、自分でA3サイズの原稿用紙を作ってしまって使用しました。 |
| 野口: |
ないなら自分で作ってしまうっていうのはユニークですし、大事なことですね。 |
| 野口: |
最後に、マンガ家を目指す学生たちへ、メッセージをお願い致します。 |
| 岡崎: |
みんな今自分の表現したいことを模索しているところだと思いますが、表現したいことは躊躇しないで、自分の好きなものはなんだろうと突き詰めてガンガン描き続けて欲しいです。僕は「AFRO SAMURAI」でそれをやったと思います。皆さんもがんばって下さい! |
コミック「AFRO SAMURAI」(パルコ出版刊)は、2009年12月12日(土)より発売中!
コミック刊行記念として12月26日(土)14時から渋谷TSUTAYA B1フロアにて、岡崎能士先生サイン会が開かれます。
また、ライズXにて公開中の劇場版アニメーション「アフロサムライ:レザレクション」(制作:GONZO)は、2010年1月9日よりTOHOシネマズららぽーと横浜、川崎、名古屋ベイシティ、西宮OS、トリアス久山、ワーナー・マイカル・シネマズ板橋、シネマート心斎橋 全国7館にて拡大公開されます。
また、TOHOシネマズららぽーと横浜、川崎では、全国公開初日の舞台挨拶〔登壇者予定:本作品特別出演 杉田智和(代表作「銀魂」坂田銀時、「涼宮ハルヒシリーズ」キョン役)〕があります。
皆さまもぜひ足をお運びくださいね!
●原作コミック「AFRO SAMURAI」
http://www.parco-publishing.jp/topics/index.html
●アフロサムライ:レザレクション AFRO SAMURAI RESURRECTION 公式ページ
http://www.afrosamurai2.jp/