「2016年はVR元年」と言われ、さまざまなVRコンテンツが生まれ、ゲーム業界も変動をしました。
AMGでは現在、必要不可欠となりつつあるVR産業への人材の育成・輩出に務めるべく、この度、新たにゲームプログラマー学科の専攻として『VRエンジニア専攻』を平成30年(2018年)4月に開講することに至りました。
講師は業界の第一人者、数々のVRコンテンツを手掛ける株式会社ヒストリア代表取締役の佐々木瞬氏に教育アドバイザーを依頼。業界最先端の技術や知識を取り入れました。
また同学科の専攻として新たにゲームプログラミングに特化した『ゲームプログラマー専攻』も併せて開設します。
■VRエンジニア専攻
ゲームプログラミングの基礎を軸にVR技術を学び、ゲームを中心とした様々なVRコンテンツが開発できる、VRエンジニアのエキスパートを目指します。
●主なカリキュラムの紹介 ※一部抜粋(VRエンジニア専攻)
・VRハードウェア概論
なぜ立体的に見えるのか。位置トラッキングの仕組みなど、VRのハードウェアについて学習します。
・VRユーザーインターフェース
VR空間内での移動方法や視野の設定、VR酔い対策など、VRにおけるUI/UXについて学習します。
・VRゲームデザイン論
主観的な体感となるVRゲームにとって重要な没入感やプレゼンス(存在感)の高め方などVRならではのゲームデザインを学習します。
・VR最適化論
VRコンテンツでは90fps(画面を1秒間に90回更新)を超える処理速度が求められる。これに対応する効率化や最適化の手法を学習します。
■ゲームプログラマー専攻
ゲームプログラミングの基礎から応用まで幅広く学び、家庭用ゲームからスマートフォンアプリまで対応できる、ゲームプログラマーのエキスパートを目指します。
AMGゲームスで、HTC Vive/Oculus Rift対応、Unreal Engine 4を採用した新感覚のエアーリズムアクション『Airtone』を開発しています。
デベロッパーにはVRゲーム制作において多数の実績がある、株式会社ヒストリア代表取締役の佐々木瞬氏(2005年AMG卒)を筆頭に、キャラクターデザインを株式会社ポリゴン・ピクチュアズの森山佑樹氏(2011年AMG卒)、音楽制作をゲーム音楽制作実績多数の株式会社ノイジークロークとAMG MUSICが担当しています。発売は、2017春に予定しています。
また、本開発に用いた、VR開発技術は、ゲームプログラマー学科 VRエンジニア専攻のカリキュラム内でも教材として使用されます。AMGの新たな産学共同・現場実践教育として発信します。