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プロ作家 同級生対談 水城水城さん × 仁科朝丸さん

――まずは、それぞれ受賞作投稿から受賞に至るまでをきかせてもらえますか。

水城:「サイコメ」は在学中二年次の前半に書いた原稿でした。えんため大賞に出す前に、他の新人賞にも出しているんですが実はその時は一次通過もできなかったんです。
自信があったのにとても悔しくて。

その前に投稿した作品が、初めて書いた王道ラブコメだったんですが一次通過したんですね。その時の評価シートに「オリジナリティがあればもっとよかった」って書かれていて。「サイコメ」はオリジナリティを相当に盛り込んだから落ちないだろうと思ったんですよ。それで、直してもう一回出してみて、もしダメだったらもう小説を書くのを諦めようかと思っていたんです。

えんため大賞は一次を通過すれば評価シートももらえるので、どうせなら最後に落ちた理由も知りたいと思って出したら、ご縁があって受賞させてもらいました。

仁科:私は在学中は一作品しか書けなかったんです。卒業してからようやくペースがつかめた感覚があって。
卒業して一度地元に戻っていたんですが、再度東京に出てきて水城さんともまた良く会うようになってお互いにアイデアを話し合ったりしていました。
そうした中で出てきたのが今回受賞した作品のアイデアで、すぐ書き始めたんです。

水城:最初違う作品の話をしていて、新しいアイデアが出てきたんだよね。

仁科:そうですね。やっぱり人と話すとアイデア広がりやすいなと思いました。
書いている途中に学院に来て、在学中からお世話になっていた先生にもちょっと相談して。一番の目的は、その前に出してた作品が一次止まりで残念だったっていう報告だったんですが。

――今回は自信があった作品でしたか?

仁科:自信があったかどうかっていうよりは、その前の作品が二次選考までいったので、調子に乗ってたんです。
夏冬二回の選考の中から受賞を選ぶ新人賞だったので、夏のが落ちても冬のが間に合えば、もう一度戦えるかなと思ってたら、冬のは一次で落ちた。
えんため大賞で賞をいただいたのはその年に書いた三つ目の作品だったんですが、二つ目でつまづいた。三つ目は、水城さんが「えんため大賞にしたら?」と勧めてくれたので応募しましたね。
一次を通過したとして、次に行けなかったらそれがどうしてなのか知りたかったし。

水城:私と一緒の理由。

仁科:前は、一次通過すら自信がなかったから、えんため大賞も避けてたんです。
一次通過しないと評価シートもらえないから。でも、水城さんが一次を通りさえすればえんため大賞の評価シートはとても丁寧だから出してみたら? って言ってくれて。

水城:私としては自分と同じレーベルで友達がデビューしたら嬉しいですからね。

仁科:そう言ってもらえるのもすごく嬉しかったんですよ。
それで、一次通過して評価シートがもらえたら嬉しいなっていう謙虚な気持ちで出したらわりととんとん拍子に……賞までいただいてしまって。

水城:出す前に、もし受賞できなかったら私が朝丸さんに焼肉おごるから、朝丸さんが受賞したら私に焼肉おごってください、って約束したんです。
受賞したのでしっかりおごってもらいました。

仁科:私は水城さんに焼肉を食べさせてもらうつもりでいたんですよ。まさか受賞まで行けるとは思ってなかったので。でも受賞は本当に嬉しいですね。

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